第一条 基本理念 クラブ員は思い遣りの心を持ち分別ある行動を取らなければならない。
第二条 飛行場利用に際して
1.飛行ルール
① 飛行させる機体は新航空法に則り正しく機体登録を行い、当クラブの機体登録システムに記載されたものであること。
② 飛行場は元旦を除き通年使用可であり、使用は午前8:30~12:00、午後12:30~18:30までとする。なおエンジン機は12:00~12:30は飛行禁止とする。
③ クラブへの割当バンドは40MHz(79、81,83、85)、70MHz(19,21,53,54)でありこれを遵守し、飛行前に相互確認を行なわなければならない。
④ エンジン調整者や操縦者は地上で回転しているプロペラ前面に人が近づかないよう十分な注意を払わなければならない。
⑤ 同時飛行は電動機も含め3機までとし、飛行時間は概ね10分程度を目安とする。
⑥ 飛行空域はクラブで決められた空域とする(別添飛行空域参照方) 更に新航空法規定である高度150m未満で飛行させること(グライダーも同様)
なお、ピット上空は飛行禁止とし、滝下橋方向より進入する場合に進入路付近土手上の道に人がいる際は上空で待機し、人がいなくなってから進入すること。またピット内での地上滑走、手投げ発進についても禁止とする。
⑦ 操縦者はピット内滑走路寄りで操縦する。各自の機体止めアンカーは滑走路端より3m前後の位置に打設すること。
⑧ 離着陸時は風向きを確認後、声出しにて周回方向を周知・共有する。旋回方向を変える際にも声出しを行うこと。そのため操縦者同志の声が確実に聞こえる範囲で操縦する。なお着陸機は常に離陸機より優先させること。
⑨ タッチ&ゴーやローパスを行う際も声出しを行い、滑走路上に人がいないことを目視等で確認してから、その時点での進入方向で行う。
⑩ アクロバット機やスタント機、ファンフライ他でホバリング、トルクロール等行う時は滑走路上や滑走路延長線上では行わない。この場合他機に十分注意を払い、何を行うか宣言してから行うこと。
2.使用時間内飛行制限
飛行場南隣区画及び土手を始め周辺で作業が行われている間は飛行中止とする。
3.動力及び排気量制限
①動力はグロー、ガソリン、モーターに限る。
②グロー及びガソリンについては 、2サイクルエンジンは26cc、4サイクルエンジンは36ccを超える排気量の場合4項の騒音規制を厳守しなくてはならない。
4.騒音規制
①クラブ現行規定の基準値の飛行機前方軸左30度の線上、7メートル、地上50センチの位置で最大90dB以下(努力目標87dB以下)をクリアすること。
なお今年度安全管理チームが主体となり代表的なミドルクラスエンジンの地上及び飛行中の騒音値を測定し対岸の民家での騒音値を推定した結果およそ川中央よりも手前で飛行する限り民家での騒音環境基準の55db 以下に出来ると推定した(詳細は騒音迷惑防止対策についての活動報告参照下さい)
またクラブ員が所持していると思われるクラブ排気量制限以上のより大型エンジンの測定は出来ておらず引き続きの測定、考察を行う。
②エンジンの飛行前始動以外の調整はピットや滑走路から離れた場所で行うこと。
5.翼長制限
飛行環境を考慮し翼長は単葉・複葉含め2.5メートル以下とする。
グライダーの翼長制限について現状は規定しない。別途検討を行うこととする。
6.機種制限
ヘリコプターは禁止とする。なお機体捜索目的でのドローンは飛行可とする。
7.飛行代行(送信機の委託)に関して
クラブ員が飛行の委託を受けた場合機体の墜落などで生じた損害がクラブ内の物損のみの場合は委託された者の責任は免除されるものとする。なお委託された者の操縦で人身や物損事故が生じた場合委託された者に一般的な過失責任が生じる。これらを委任双方で認識しておくこと。
8.整備防災
① 飛行場利用者は必ずラジコン保険相当に加入している者であること。
② 整備不良の機体は飛行禁止とする。一般的には送受信機バッテリーの残量、コネクターのみやサーボ動作の確認、エンジン他動力部の緩み等の有無、リンケージ全体のチェック等々細部まで気を配り事故発生を未然に防ぐこと。
③ 墜落時の機体捜索中は飛行禁止とする。この場合の捜索時間は最大30分とする。
④ 機体には有効な発見ブザー又は GPS 発信機等を装着しなければならない。装着は令和6年6月末までに完了すること。
また機体逸失時を想定し機体に連絡先を明記することも推奨される。
⑤ 平日の飛行場使用は単独飛行になる可能性が高いため安全面を考慮し同時利用者を募る意味で事前にクラブ内へ発信することが推奨される。
⑥ 飛行場の焚火は禁止する。場合により調理器具を使用する際は周囲へ延焼することがないよう注意しなければならない。
9.その他
①ピット内での歩きタバコは禁止する。
②ゴミは各自持ち帰ること(破損機体、吸い殻、ビニール袋等)。またゴミが散見される場合 適宜拾い環境美化に努めること。